当社は、各種製造業における生産設備の自動運転や効率生産のためのソフト開発を主に、生産管理に必要な情報化関連まで、製造業に関する広範囲なシステム開発を担当しています。現在まで、有名なテーマパークのエネルギー管理システムや国内・海外の大手鉄鋼会社の製造システムなど、多くのメジャーなシステム開発も担当してまいりました。
今後は工場単体の制御システムだけでなくDX（デジタルトランスフォーメーション）に関連したトータルの監視システムも対応できるよう、さらに技術力、エンジニアリング力を高める必要性を感じています。

当社が担当しているソフトは、製造装置の運転仕様に合わせて製作する一品一様のソフトです。そして「家」の建築と同様に、完成したソフトには担当した会社の特性が現れます。
ソフト製作においての“肝”は、提示される仕様に対して如何に補完していけるかです。仕様に現れない故障や異常といったイレギュラーなケースを可能な限り聞き出し、需要先と一体となって想定していく。たとえ組み込んだイレギュラー対応の部分が、装置自体の老朽化で廃棄されるまで一度も使われないとしても、それを準備しておくことが重要だと考えています。
その意味ではソフトエンジニアというよりプラントエンジニアに近いのかも知れません。
ただ、そうやって製作したソフトで大きな製造装置が稼働し生産していくところを目にすると、やりがいや達成感を感じるとともに今までの苦労が霧散していく瞬間でもあります。

制御システムという特殊な分野のソフト開発ですので経験者は皆無です。先輩社員も入社してから実績を積み、全員が有能なエンジニアに成長しています。
必要なスキルとしてはコミュニケーション力です。前述のとおり仕様に現れない注意点やリスクを聞き出し組込んでいく必要があるからです。ただ、弁舌が立つ必要はありません。じっくり聞き出すヒアリングの力と、それを組み立てていく論理的思考力があれば十分です。そうやって聞き出した仕様に、オペレータの誤操作の防止等も加えて仕様として組込んでいく。それでやっと安全で安心して運転できる制御ソフトとなります。

最近、制御システムの世界にもAIやクラウドといった最先端の技術が導入され始めており、現在のスキルやノウハウに満足していると当然ながら時代遅れとなってしまいます。最先端の技術に追従していくためにも若い力、新しい力を必要としています。
全くの白紙スタートで問題ありません。ぜひ、当社の社員となって達成感、充実感を味わってみませんか。